2021年のグッドウッドのセントラル・フィーチャーはロータスに!

Alex Lawrence

2021年7月8日から11日まで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(以下FoS)。今年のセントラル・フィーチャーはロータスであることが発表された。

1997年から現在に至るまで、グッドウッドFoSでは、アートを通じて毎年さまざまなメーカーやマイルストーンを祝して、象徴的なブランドがモニュメントとして掲げられている。今年フィーチャーされることになったロータスは、2012年にも選ばれている。

これまでは3Dインフィニティループのディスプレイだったが、今年のモニュメントはあらたに“没入感のある”方向性に変更される。まったく新しい設計哲学を使用して造られるそれ自体は、従来同様に視覚的に素晴らしいことがもちろんだが、自宅から参加する人にとっても「よりインタラクティブでアクセスしやすい」ように設定されるという。

2019年にはアストンマーティンのモニュメントが3Dループの形で展示された。

この新しいアプローチは、ロータスの革新的なテクノロジーの開発と、設計と製造に対するエンジニアリング主導のアプローチとも共通するものだ。また、ロータスが樹立した数多くの記録のうち、タイプ25はいまだにグッドウッド・モーターサーキットの区間ラップレコードを保持している。 1965年にグッドウッドで行われた最後のF1レースで優勝した際、ジム・クラークが駆ったロータス25は1分20.4秒の記録で、ジャッキー・スチュワートと並んだ。この記録は、ドライバーのスキルと勇気、そしてロータスのライトウェイト・エンジニアリングと革新性への情熱を表すものとして今日まで受け継がれている。

今年のイベントでロータスは、まったく新しい、待望のスポーツカーであるEMIRAをデビューさせる。ロータスのテクノロジー、快適性、機能性、日常の使いやすさの新しい基準を打ち立てるEMIRAは、1966年以来ロータスの本拠地であるノーフォークのヘテルにある新しい製造施設で今年後半に生産が開始される予定だ。

リッチモンド公爵は次のようにコメントしている。「今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードpresented by Mastercardでロータスが主役となることを嬉しく思います。ロータスカーは1965年のラップレコードも含めて1950年代から60年代にかけてグッドウッドで大きな成功を収めました。今年のセントラル・フィーチャーは、過去、現在、未来の業績にふさわしいランドマークとなるでしょう。今年のモニュメントは、これまでで最もドラマティックで未来的なもののひとつになり、観客にとってインタラクティブな関わり方ができるものとなります。これはロータスの将来を見据えた展望に沿ったものでもあります」

ロータスカーズのマーケティング担当エグゼクティブディレクターであるサイモン・クレアはこのように付け加えた。「ロータスにかかわる全員が、FoSのセントラル・フィーチャーとなるチャンスにワクワクしています。今年はロータスの変革にとって非常に重要な年であり、ロータスの成功とイノベーション精神に密接に関連する場所で、EMIRAのデビューを飾れることは、来場者にとっても、バーチャルで参加する人にとっても大変素晴らしいことです」

来場者や世界各国のファンが、どのような方法でセントラル・フィーチャーと接することができるのか、詳細についてはイベントの前に発表される予定だ。

オクタン日本版編集部

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