名車の祭典ロンドン・コンクール2021が6月8〜10日に開催!

London concours

ロンドン市の中心部で開催されるゴージャスな自動車のガーデンパーティー、ロンドン・コンクール。 この非常にエキサイティングな自動車の祭典には、歴史的で美しい庭園に世界で最も貴重な名車の数々が集い、テーマ別の展示にはOctane Magazineが編集したパネルが配置される。

ロンドン・コンクールには、イギリス人によってデザインされたアイコニックなデザインのイギリス車限定のクラスがある。厳選されたコレクションは、2021年のロンドン・コンクールにおける3つの特別なテーマのクラスのひとつであり、ほかの7クラスをあわせると計100台近くのレアなエキゾチックカーが並ぶ。

コレクションはイギリスのアイコン的存在という地位を超えて、世界的な伝説の車両ともいえる2台から始まる。アレック・イシゴニス卿の時代を超越した独創的なデザインのミニと、マルコム・セイヤーのジャガーEタイプシリーズIという、航空デザインの歴史やエアロダイナミクスの視点からデザインされた2台だ。





さらに、このクラスには南アフリカ生まれのイギリス人デザイナー、ゴードン・マレーによるあまりよく知られていない作品も含まれる。ゴードンマレーといえば他のクラスにもエントリーされているマクラーレンF1で有名だが、ライトカーカンパニーのロケットも彼の作品だ。車重わずか340kgの2シータースポーツカーであるロケットは、150hp未満の1.0リッターヤマハエンジンを搭載しており、0-60mphは約4秒という性能を誇る。

マクラーレンF1の共同デザイナーであるピーター・スティーブンが手がけたジャガーXJR-15もコンクールに出展する。カーボンファイバー製のシャーシとボディを備えた世界初のロードカーであり、53台しか存在しないXJR-15は、ル・マンで優勝したXJR-9から多くの技術が流用されており、6.0リッターV12エンジンを搭載して約450馬力を発揮する。





高級SUVもコンクールを本物にするためには不可欠であり、ロンドン・コンクールはレンジローバーとそのデザイナーであるペンサー・キングにも敬意を払う。今回展示されるのは、200台のみ生産されたレンジローバーCSKだ。この車は、1990年にそれまでに製造された中で最速のレンジローバーであった「スペン」キングへのオマージュである。V8エンジンは185hpを発揮し、サスペンションとダンパーの変更によりハンドリングがシャープになった。CSKはベルーガブラック、シルバーのピンストライプ、クロームバンパーで仕上げられた。

またBMWグループ傘下でのロールス・ロイス復活の一環として、イアン・キャメロンによってデザインされた2009年式ロールス・ロイスファントムクーペもブリティッシュデザインアイコンクラスに出展される。ロールス・ロイスはこのクラスには欠かせない存在だ。さらにロンドンコンクールには、マレク・ライクマンがアストンマーティンの究極の表現としてデザインした、アストンマーティンone-77も登場する。ブリティッシュデザインの完全オーダーメイドかつハンドメイドの作品で、世界にわずか77台しか存在しない。



そして最後にこのクラスを締めくくるのは、マシューハン・フリーズによってデザインされたモーガンエアロマックスと、マクラーレンの復活したロードゴーイングカーであるフランク・スティーブンソンデザインのマクラーレンMP4-12Cだ。





アイコニックブリティッシュデザインクラスは6/8~10に名誉砲兵中隊本部で開催される今年のロンドン・コンクールを飾る11のクラスのうちのひとつだ。他には200mphのスーパーカーのクラスや、ポルシェのクラス、60年代の最も美しいイタリアンベルリネッタのクラス、ヤングタイマーのクラス、80年代と90年代のパワフルなジャーマンセダンに焦点を当てたクラスなどがある。



ロンドン・コンクール ディレクターのアンドリュー・イヴァン氏は次のように述べる。

「世界中を舞台にイギリスは自動車のデザインとイノベーションに関して、常にその重みを支えてきました。アイコニックブリティッシュクラスで本当にやりたかったことは、単に光をあてることだけではありませんでした。今回出展する車は彼らのようなデザイナーがいなければ存在はせず、彼らがいなければイギリスの自動車シーンは全く違う姿になっていたでしょう」

以前は2日間で開催されていたロンドンコンクールは、今年からジュエリーやオーダーメイドのスーツなど自動車以外の高級ブランドや最新のスーパーカーへの需要を満たすために、3日間のイベントに規模を拡大する。イギリスのトップモーターイベントの1つとしてロンドン・コンクールを急速に定着させた、あらゆる年代の貴重な車が100台近く展示される予定だ。



ロンドンコンクールは、2021年6月8日から10日まで開催される、チケットはlondonconcours.co.uk/ticketsから入手可能だ。


オクタン日本版編集部

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