フルレストア済!ジェイ・ケイが所有していたBMW 3.0CSLがオークションに

silverston auctions

ジャミロクワイを率いるミュージシャンのジェイ・ケイは、ワンオフカーなども含まれるコレクションを所有している。フェラーリやランボルギーニのスーパーカー、ポルシェのスポーツカー、至極の移動車ロールス・ロイスなど様々な車があり、それらを自ら走らせて楽しんでいる。

しかし、コレクションが増えていくばかりで新たな車を買えないと、新たな車のスペースを作るためにオークションに出品することもめずらしくない。彼のMVにも登場しアイコン的存在であるランボルギーニ・ディアブロが売りに出されたこともあった。そして今度は、13年間という長い期間にわたって所有してきたBMW 3.0CSLを売りに出すという。



2008年にこの車を手に入れたポップ界のレジェンド、ジェイ・ケイ氏は、新車から数えて6番目のオーナーだった。カーディフ出身のカルデリ氏が1984年にクラシックカー・オークションで購入したときに、すでに一度レストアされていたこの車は、オリジナルカラーのイエローから、よりスマートで伝統的なBMWカラーである "ダイヤモンド・シュワルツ "に変わっていた。その後、カーデリ氏はピーター・ウォルシュ氏に売却し、ウォルシュ氏は様々なイベントで走らせ、コンクールにも出展していた。ミュンヘン・レジェンドを通じて今回の出品者に売却された。



カルデリ氏がおこなったレストア作業は、ヒストリーファイルに詳細が記載されているが、その内容は、ボディをベアメタルに戻し、Schrickカムとタイミングチェーンを装着してエンジンを完全にリビルドすることであった。また、ビルシュタイン社製のスプリングとダンパーが追加され、現在ではほとんど手に入らないアルピナ製のアロイホイールも装着されている。4年かけて一連の作業がおこなわれた。

2回目のレストアは、2010年にジェイがミュンヘン・レジェンドで行ったもので、当時7,000ポンドをかけたベアメタル・リペイント(カラーを現在のBMWポラリス・シルバーに変更)と、3万ポンドほどをかけたフルリビルドを実施した。これらはすべて、この車の2つの非常に詳細で包括的なヒストリーファイルに記載されている。



最近では、ジェイの素晴らしいカーコレクションの中に置かれており、ほとんど使用されていない。そのため、2020年10月にクラシック・ヒーローズで940ポンドをかけて燃料ポンプ、リレー、フィルターを交換し、さらに2020年12月に1,295ポンドをかけてブレーキフルードの交換を含むフルサービスを実施した。車は2022年1月28日まで有効な新しいMOTを取得しており、新しいオーナーが春の陽気を楽しむための準備が整っている。

ジェイ・ケイが元オーナーであったこともあり、販売価格は14万ドルから16万ドルと予想されている。

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事