新しい次世代のハイパフォーマンスPHEV、マクラーレン・アルトゥーラ発表

mclaren automotive



アルトゥーラに秘められたアーティスティックなエンジニアリングを引き立てるのがエクステリアデザインだ。いかにもスーパーカーらしい低いノーズに、キャブフォワード、ハイテールのスタンス。マクラーレン特有のディへドラル・ドアは、よりボディに沿って開閉し、ミラーはさらにタイトに折りたたまれて格納され、ドラマチックな雰囲気を演出する。短いホイールベースと低いスタンスも、さらにこれを強調している。

あたかも “シュリンクラップド(包装)” のような外観となったアルトゥーラは、マクラーレンモデルの新たなデザインアプローチを表している。しなやかな技術的造形を誇るボディは、シャットラインやパネル接合部が最小限に抑えられている。例えばリアのクラムシェルは、1枚のパネルをスーパーフォーミングで成形する設計になっている。アルトゥーラのフォルムは、空力性能と冷却のために気流を整え、パフォーマンスを最大化するよう造形されており、「すべてのものに理由がある」というマクラーレンのデザイン理念を原動力とすることが車両全体からうかがえる。その1例がフロント・スプリッターの中央部分で、eHVACシステムの吸気口であると共に、オプションの ADASパッケージのフロント搭載レーダーも配置されている。

コクピットはこれまで以上にドライバー中心の空間となった。走行モードのセレクター(従来どおりパワートレインとハンドリングは個別に設定可能)はインストゥルメント・ビナクルに移動したが、代わりにビナクルがステアリングコラムにマウントされ、ステアリング・ホイールと共に調節でき、運転時の人間工学がいっそう強化された。その結果、ステアリングから手を離さずに走行モードを調節できるようになった。

パワートレインの設定は4モードから選択でき、そのうちEモードでは電気のみを使う排出量ゼロの走行が30km可能だ。複合的な走行状況に最適なコンフォートモードでは、走行距離と効率性を最大化するため、ストップ&スタートモードの使用を拡張し、40km/h未満では内燃エンジンを停止するが、 より大きな速度とパワーが求められる際は段階的に利用する。スポーツとトラックモードでは、低速域のレスポンスと加速のために、電力をよりアグレッシブに利用する(“トルク・インフィル”)。これとは別のハンドリングモードでは、ドライバーの好みや天候、路面状況に合わせて、ダンパーの硬さとエレクトロニック・スタビリティー・コントロールの介入の程度を調節することができる。

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事