「未来に適合するための先駆的モデル」アウディ e-tron GTを発表

アウディは、電気自動車の先駆的モデル、アウディ e-tron GTを発表した。2つのデジタルイベントから構成される「Day of Progress」では、この電気自動車のグランツーリスモのハイライトである、ダイナミックなドライビングパフォーマンス、エモーショナルなデザイン、サステイナビリティが紹介されている。

AUDI AG最高経営責任者(CEO)のマルクス ドゥスマンは、次のように説明している。「アウディe-tron GTは、未来のグランツーリスモの姿をアウディ流に解釈したものです。そのデザインは、紛れもなくプレミアムカーのものです。印象的なドライビングパフォーマンスを提供するこのクルマは、もっともエモーショナルな方法で、eモビリティを表現したモデルと言えるでしょう。さらに、サステイナビリティを強く意識したコンセプトが、この車の特徴を明確に表現しています。それはドライブコンセプトだけではなく、ベーリンガーホフ工場におけるすべての生産工程は、カーボンニュートラルな方法で行われています。この事実は、生産施設、従業員、アウディの将来にとって重要な意味を持っています」



アウディは、「Day of Progress」デジタルワールドプレミアにおいて、新たなベンチマークも設定した。今回開催された2つのデジタルイベントでは、アウディ e-tron GTの2つの側面が紹介されている。「Sprint of Progress」と呼ぶイベントでは、フォーミュラEドライバーのルーカス ディ グラッシと、F1ワールドチャンピオンで地球環境保全に高い関心を持ち業家として活躍するニコ ロズベルグが、e-tron GT(カムフラージュ付き)と、アウディのフォーミュラEマシン、e-tron FE07のダイナミックなドライビングパフォーマンスを披露した。ノイブルク アン デア ドナウにあるアウディドライビングエクスペリエンスセンターのサーキットを走行するこの映像では、このニューモデルのダイナミックなパフォーマンスにスポットライトが当てられている。



もうひとつのイベント、「Celebration of Progress」では、アウディ e-tron GTが初めて一般公開された。この1時間のバーチャルショーにおいて、マルクス ドゥスマンおよびAUDI AGセールスおよびマーケティング担当取締役のヒルデガルト ヴォートマンが、アウディブランド シニアバイスプレジデントのヘンリック・ヴェンダースや、デザイン部門責任者のマーク・リヒテといった他の重役とともに、このニューモデルのハイライトを紹介している。



このバーチャルショーは、多彩なプログラムから構成され、未来へと目を向けるアウディブランドの姿勢が強調されている。一部のプログラムでは、俳優兼プロデューサーのトム・ハーディ、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニー、ニコ・ロズベルグが、デザインや持続可能性、パフォーマンスの重要性に関して自らの意見を述べている。アンベールの音楽は、米国系アメリカ人のシンガーソングライターであるジャネール・モネイが担当し、ショーの司会進行役はスティーブン・ガテンが務めている。

さらに別のプログラムでは、「Greentech Future」アワードが授与された。これは、持続可能性プラットフォームである「Greentech Festival」と、その創設パートナーであるアウディが、Audi e-tron GTワールドプレミアの一環として今回初めて開催したものである。このアワードは、環境イベント「Greentech Festival」で行われている「Green Awards」の一部を構成するもので、環境に配慮した都市化を促進し、都市インフラにおける生活の質の向上に重要な貢献をしたプロジェクトや人に贈られる。今回、この賞は、テルアビブに拠点を置き、ソーシャルメディアの投稿や都市のローカルニュースを収集して分析するアルゴリズムを開発したスタートアップ企業、Zencityに授与された。

オクタン編集部

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