「最も美しいハイパーカー」に選ばれたブガッティ・ボリード

Octane Japan 編集部｜ 2021.02.01

bugatti

36年目を迎えたフェスティバル・オートモビル・インターナショナルは、その美しさ、フォルム、デザインに応じて、さまざまなカテゴリーの車に賞を授与した。専門家の審査委員会は、建築家のジャン・ミシェル・ウィルモットとダッソー・システムズのデザインエクスペリエンス担当副社長であるアンヌ・アセンシオが議長を務める14人の審査員で構成された。審査員は、合計15のカテゴリーのそれぞれで勝者を選んだ。

1985年以来、フェスティバル・オートモビル・インターナショナルは、自動車を最も美しく、創造的で刺激的なかたちで祝ってきた。業界自体とその中で起こっている変化が調査され、傾向が分析される。フェスティバルはまた、社会の変化、環境要件、経済の激変、地政学的な課題に対応するために車を変革し、適応した車を作るデザイナーたちにスポットライトを当てることに取り組んでいる。毎年、フェスティバルの審査員は、主要なイノベーションだけでなく、自動車分野に携わる人々の大胆なアイデアや才能にもスポットを当てている。そんな中で、最も美しいハイパーカーにブガッティ・ボリードが選ばれた。

「フェスティバル・オートモビル・インターナショナルの審査員が、世界中のブガッティファンと同じようにブガッティ・ボリードのデザインに魅了されたことを非常に誇りに思っています。軽量で高性能、W16エンジンによる強力なパワーを実証する車であり、砲弾に乗るような刺激を得られました」と、ブガッティ代表であるステファン・ヴィンケルマンは話した。「チームのすべての人に感謝しています。彼らは、この素晴らしい車で、創造性と技術的専門知識を最大限に発揮してくれました。私たちの焦点は、最初から常に革新と美学にありました。この賞を受賞することは、私たちの仕事が肯定されたということです」

2020年10月のボリードの発表で、ブガッティはその歴史の中で最も妥協のない、最速で最軽量の車両コンセプトを公開した。最高速度は、最大のハンドリングと敏捷性を犠牲にすることなく、500km/hをはるかに超えるといわれている。

「ブガッティ・ボリードは、ブガッティデザインにおける17年間のキャリアの中で、最大の喜びであり、最大の挑戦でもありました」と、ブガッティのデザインディレクターであるアヒム・アンシャイトは述べている。「極端な空力要件と熱力学的要件を組み合わせて、ブガッティ独自のDNAを完全かつ統合的に表現することは、私たちのモットーである"形態は機能に従う"の最も明確なデモンストレーションです。技術開発とデザインの間のこの連続した反復がスタイルレベルで審査員によって認識されたという事実は、ブガッティデザインチームにとって大きな誇りの源であり、私たちはそれに対して非常に感謝しています」

オクタン編集部

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