個性豊かなヒストリックカーが東京を巡る!「コッパ ディ東京2020」

2020年11月22日、23日に「コッパ ディ東京」が汐留イタリア街にて開催された。これは、都内の走行をメインとするヒストリックカー・ラリーイベントであり、東京の秋といえば「コッパ ディ東京」だ。例年は1日で100台は優に超える台数が集まり開催されるが、2020年はコロナウイルス感染拡大防止の観点から2日にかけて第13回、第14回として開催された。参加台数も絞られ、各日異なるモデルが約70台ずつに。台数こそ変化したが、多種多彩な車が作り上げる楽しげな光景はまったく変わらない。

そして今回、私は愛車 1987年 ランチア・デルタ 4WDで「コッパ ディ東京」に初参加。そもそも愛車でラリーイベントに参加すること自体が初めてだったためワクワクだ。(※本来は参加対象の年式ではないが、メディアとして例外的に参加を許可していただいた)

参加は愛車のランチア・デルタ4WDで。

綺麗に晴れた当日の朝、イタリア街に到着するとまずは広場へ続く道にゼッケンナンバー順で並び、次々と入っていく。私のゼッケンは69番なので最後だ。

シトロエンSMと、その後ろにはオースチン・ヒーレー。

品5のポルシェ356。ハンドルを握るのはフラット4創設者 小森氏だ。

広場に入るころには、すっかりカラフルなクラシックカーが会場を埋め尽くしていた。そのラインナップはイタリアンクラシックが多いが、メルセデス・ベンツ 300SL ガルウィングや、ジャガー XK140、BMWイセッタ、シトロエンSMなどバラエティに富んでおり、見ているだけでも愉快な気分になる。小排気量で"トコトコ"と走る車もいる傍らで、スーパーカー世代には馴染み深いフェラーリF40もいる。車から降りて検温・消毒を済ませ、ぐるりと周ってみるがぎゅうぎゅうに敷き詰められており横を通ることも躊躇してしまう。この一種不思議な光景は「コッパ ディ東京」ならではといえる。

フェラーリF40の隣にはデイトナ、その隣には328。

車同士の距離は数十センチ。

受付をしてルートを確認。汐留をスタート/ゴールとするこのイベントの最大の醍醐味といっても過言ではない、秋の東京名所を巡るルートが設定されている。1日目はまた異なるルートであったそうだが、参加日は東京タワー、上野公園、神田明神、浅草、東京スカイツリー、レインボーブリッジなどなど思わず江戸を感じる要素が盛りだくさん。車を走らせて通るだけでも十分に東京の下町を満喫できる。そのような古き良き雰囲気が残る街を個性豊かなクラシックカーが次々と走っていくのだから、カメラを構えて待ち伏せしている人がところどころにいるのも納得だ。私も参加していなければ、カメラを構えてクラシックカーが来るのを待ち望んでいたことだろう。

1929年 ブガッティT35A。

フィアット・アバルト 850 スコルピオーネ。

フィアット 500 トポリーノ。


チェックポイントでは、お土産があったり、おみくじを引いたり、ただ走るだけではないというのがまた嬉しい。景色を楽しんでいたら途中で道を間違え... ちょっと遅れをとっているかと思っていたら、いつの間にか後ろに参加車がいたり。PC競技はスタートからすぐに実施していたため、それぞれマイペースに走っているのが良い。計1時間30分~2時間ほどだっただろうか。見事な天気も力を貸してくれ、その一瞬一瞬が思い出になった。ゴールしてみると、もっと走りたい!と思ったところもあったが、ちょっと足りないくらいがちょうどイイのだ。

車内から。白黒にしてみると、昔撮った一枚のようにも思える。

イベントが終了すると、主催の岡田さんから「このような状況下でも参加していただきありがとうございます」とスピーチがあり、2日間が締めくくられた。「開催していただきありがとうございます」という声も聞こえてきた。どんな状況下であっても、やはり車は人々にパワーを与えてくれる存在なのだと改めてイベント参加を通じて思えたのであった。次回のコッパ ディシリーズは、「第30回 コッパ ディ小海」が2021年4月24日(土)・25日(日)の日程で開催される。この時は、マスクなしで参加者の大きな笑顔が見られるようになっていることを願う。


オクタン編集部

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