名車の数々!20周年を迎えるAudi museum mobileの展示内容が一新

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さらに、テクノロジーファンの方々は、特別なエンジンを搭載した3つのモデルを見ることができる。戦前の車を集めたセクションでは、アウグスト ホルヒが最初に製作した革新的エンジンの実働レプリカを見ることができる。また、2階の展示室には、1950年代のDKW並列2気筒2ストロークエンジンと、1968年のNSU/Wankelロータリーエンジンが、他のエンジンカットモデルと並んで展示されている。

歴史的な車両を長期間に渡り展示すると車両の劣化が進むため、一部の展示車両は、同等の価値のある他の展示車両と交換する必要がある。これにより、ドイツ初の8気筒エンジンを搭載した1927年製Horch 303はミュージアムを離れ、後継モデルとなる1928年製Horch 305に置き換えられる。この車両は、このタイプとしては現存する唯一のモデルである非常に特別なランドーレットボディ(フロントシート部分は屋根付きで、リアシート部分だけがオープントップになっているボディ)を備えている。



また、1936年のAudi Front Roadsterも展示に加わっている。わずか2台しか現存しないこの車は、数年前にAudi Traditionが、オリジナルの状態にレストアを施した車両である。戦前の展示エリアには、そのほか2台の歴史的な車両も展示される。1939年、アウディの前身であるAuto Union AGは、ベルリンで開催された自動車ショー発表された、流線形のボディラインを備えたスタディモデル Horch 930Sだ。そしてもう一台は、1940年のDKW F9プロトタイプである。両モデルともに、戦争が始まったことにより、量産されることはなかった。ミュージアムへの来場者は、これらの貴重な車両も見ることができる。

さらに、来場者は、歴史の証人として、非常に特別なモデルを見ることができる。1956年にAuto Union GmbHによって製作されたDKW Mungaは、アウディの歴史の中で非常に重要なモデルとして展示される。このオフロード車は、65年前に設立されたドイツ軍によって注文された。このモデルにより、インゴルシュタットで誕生した若い会社が、戦後の厳しい時代を乗り越えることが可能になり、現在へと続くAUDI AGの未来が形成された。

オクタン編集部

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