走ることで、走れない人のためになる|Wings for Life World Run、2021年5月9日(日) 開催

Wings for Life World Run

脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究への資金助成を目的に全世界で一斉にスタートするランニングイベント「Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)」が2021年5月9日(日)20時(日本時間、UTC協定世界時の午前11時)から開催される。



イベントは所定のコースを走るフラッグシップ・ランと、スマホアプリを使って普段自身が走っているコースを走るアプリ・ランの2カテゴリーで実施される予定だ。

日本のフラッグシップ・ランは新潟県南魚沼市での開催が予定されており(実施判断・エントリー開始は2021年2月頃予定)、アプリ・ランの参加者はすでに11月17日から募集が開始されている。

Wings for Life World Runは通常のランニングイベントとは異なり、世界中のランナーが一斉にスタートするだけでなく、ゴールがないというのが特徴だ。スタート30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートから走りだし、参加者たちを追いかける(アプリではバーチャルのキャッチャーカーを表示)。



キャッチャーカーは最初はゆっくり走り、所定の時間ごとにスピードを上げていき、キャッチャーカーに追い抜かれた時点で参加者はレース終了となる。そして世界で最後まで残った男女に世界チャンピオンの称号が贈られるというものだ。

日本では2015年と2016年に滋賀県高島市でフラッグシップ・ランを開催し、2015年に渡邊裕子さん(56.33 km)、2016年に吉田香織さん(65.71 km)の2名が女子世界チャンピオンに輝いている。



ⒸYusuke Kashiwazaki

アプリ・ランのエントリー費は2,700円(フラッグシップ・ランのエントリー費は4,000円)。参加費の全額と同額がWings for Life財団に研究助成費として寄付される。2019年は72ヶ国・313都市(その内フラッグシップ・ランは12会場)で開催し、世界で12万人以上が参加。350万ユーロ(約4億3,400万円)が脊髄損傷治療法の発見に取り組む研究支援に使われている。

Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)
日程:2021年5月9日(日)
スタート:20:00(UTC協定世界時午前11時)
開催場所:アプリ・ラン ご自身のランニングコース
フラッグシップ・ラン 新潟県南魚沼市(コースは後日発表)
定員:フラッグシップ・ラン 3,000人(アプリ・ランは定員なし)
参加資格:大会当日満18歳以上。ハンドバイク不可・生活用車いす可
参加費:アプリ・ラン2,700円(税込)フラッグシップ・ラン4,000円(税込)
エントリー:11月17日(火)20:00~(アプリ・ランのエントリー受付です)
※フラッグシップ・ランの実施判断・エントリー開始は2021年2月頃予定
申込先:公式サイトwww.wingsforlifeworldrun.com/ja
主催:Wings for Life World Run 実行委員会
備考:参加費の全額と同額をWings for Life財団に寄付します。天災、事件、事故等の理由で大会を中断・中止する場合があります。その場合参加費の返金等はありませんので予めご了承ください。アプリ・ラン申込時にフラッグシップ・ラン開催通知を設定頂けます。

文:オクタン日本版編集部

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