【独占インタビュー】ポール・マッカートニーが所有していたランボルギーニの真相を語る!

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当時、映画監督のマイケル・リンゼイホッグはビートルズに関するドキュメンタリーの制作に携わっていた。ビートルズは1970年に"Let It Be"としてリリースされ、屋上と地上に点在したカメラマンが、通行人の反応を記録していた。そして、数秒間、1台のカメラが縁石に停められた真っ赤なランボルギーニ400GTに焦点を当てたときがあった。

現在所有しているのは、王立自動車クラブのチェアマンを務めるピーター・リードだ。今はシルバーグレーになっている。しかし、シャシーNo. 01150の歴史を見ると、実際にエクステリアはロッソ・アルファでインテリアはブラックであったことが分かる。1967年9月7日にロンドンのMitchell&Brittonにデリバリーされ、1968年1月29日にスター・グループ・カンパニーによって登録されている。ここは、ビートルズのレコード会社であるEMIと関係があった。所有権の曖昧さは、税金やプライバシー上の理由から、当時は一般的だったのだ。「たぶん僕たちを取り巻くオフィスで行われただけだよ」とポールは話す。

厳密にいえば、この車は400GT 2+2として記述されるべきである。元の400GTは暫定モデルであり、基本的には出力350GTのアップエンジンバージョンであり、3.5リッター V12ではなく3.9リッターが搭載された。 400GTのほとんどは2+2モデルで、ルーフラインがわずかに高く、フロアパンが低くなっている。224台のうち4台だけがファクトリーから右ハンドル仕様で製造された。フェラーリにも十分匹敵するかっこよさを持ち、ポールが夢中になった理由もわかる。



また、1972年にマッカートニーは新車でランボルギーニ・エスパーダ シリーズⅡを購入している。ランボルギーニ・アドバイザーUKのデル・ホプキンズが現在手を加えている一台だ。エスパーダはポールによって売りに出されている。インターネットには、ポールの妻であるリンダがハンドブレーキを下げてしまい、エスパーダは池に落ちたというのだ。このときのことを聞いてみると、「その記憶はブロックしてしまったようだね!たしか、ウィンドスクリーンが錆びはじめてしまったんだ。欲しいという人がいたから、"ミントコンディションのエスパーダが欲しいなら、これは違うよ。池に落ちているから"と答えたね」

「今となっては遠い昔の記憶になってしまったよ。でも、エスパーダはよく覚えている。それに、400GTも所有していたはず。実際、あの頃の記憶はハチャメチャになってしまっているんだよ」

ポールは1964年9月にアストンマーティンDB5、1966年3月にDB6、そして1968年1月29日に400GT。1972年にエスパーダという流れで愛車を購入してきた。1970年に購入したランドローバ― シリーズIIAはまだ所有しているそうだ。

2021年に公開される予定のドキュメンタリー"Get Back"でも、ルーフトップコンサートの映像が含まれているので、400GTを探してみてほしい。わたしはDVDを購入して、その場面で再生・停止を繰り返すことだろう。

オクタン日本版編集部

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