その名も「ハコ」一風変わったコンセプトカー│インテリアのテーマはゲーム

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2008年に発表されたサイオン・ハコ クーペは、若者にインスピレーションを与えるトレンドを研究する東京デザイン部門によって開発されたコンセプトカーである。

東京デザインは、古典的なアメリカのクーペを念頭に置いて、サイオン ハコクーペを開発した。コンパクトで大胆なパッケージで、強力なスタンスを伝えるものだ。台形のLEDヘッドライトは、大きくてアグレッシブな長方形のアッパーグリルと平行に配置されている。フロントバンパーの上方に対称的に配置された丸型フォグライトはウィンカーとしての役割も持つ。ハコのシルエットは、レースカーをイメージしたスリムなサイドミラーによって強調されている。また、垂直に備えられているフロントガラス、高いベルトラインも印象的だ。



インテリアは、オレンジとメタリックのディテールがアクセントになっており、エンターテインメントの可能性を備えたモダンな環境を醸し出している。前席と後席はウレタンとゴムのような布張りで覆われ、手入れが簡単になっている。座席はセンターコンソールで仕切られており、雑誌、携帯電話、その他の小物を収納するための大きな収納スペースがある。

オレンジのドライバーシートはゲームをテーマにしている。センターコンソールにあるシフターは、大きなジョイスティックのよう。ステアリングホイールには、エンジンスターターボタンが備えられ、エンターテインメントシステムは、ダッシュボードに取り付けられたラジオ、ビデオ、および音楽機能用の2つのビデオモニター画面で構成されている。ユーザーは、Bluetooth®を介してビデオと音楽を接続することができる。



各ドアと後部座席の両側にあるビデオモニターは、Aピラーの下に取り付けられた魚眼カメラからの画像を映し出す。ドライバーとパッセンジャーは、カメラでキャプチャしたシーンを編集して、友人がどこにいたかを示したり、他の人が見られるようにクリップをオンラインで投稿することもできる。

量産化はされていないが、未来におけるサイオンの方向性を示したコンセプトとなった。

オクタン日本版編集部

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