クラシックスタイルで本格レーシング!ボルボ P1800のレース仕様が登場

cyan racing

1996年に設立されたレーシングチームである、シアン・レーシングがボルボ P1800にレストモッドを施した"P1800 シアン"を公開した。

「私たちの会社は、ボルボでレースをするために、1996年に創業しました。今回は明らかに、最新のテクノロジー、快適さ、そして贅沢さをすべて備えたP1800を完成できたはずです。目標としては、1960年代の黄金時代を最大限に活用し、それを今日の能力と組み合わせ、純粋でありながら洗練されたドライビングエクスペリエンスを提供することです。シンガーポルシェに近い存在です」と、シアン・レーシングCEOのクリスチャン・ダールは話した。



このP1800には、2リッター 4気筒ターボエンジンが搭載されており、最高出力は420psを発揮する。ボディパネルはカーボンファイバー、そしてシャシーは超高張力鋼をカーボンファイバーで補強しており、その車重はわずか990kgだという。サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーンで、トランスミッションは5段MTを採用。センターロックのホイールに、ブレーキはAPレーシング製で完全なレーシングカー仕様といえるだろう。インテリアについては公開されていないが、バケットシート、ロールケージといった装備は確認できる。



性能はレーシングカーそのものだが、見た目はクラシックなP1800のままになっており、見事な融合がされている。ヘッドライトやミラーといったディテールも、クラシックモデルのスタイルを忠実に守っているのだ。ボディカラーは、ブルーとイエローを採用したことで、ボルボのヘリテージを表現している。

これはワンオフではなく、ボルボから購入できるようになるとのこと。何台製造予定であるのかということについては「極めて少数」とのことで、価格については50万ドル~(約5300万円~)の設定となっている。しかし、クラシックスタイルで本格的なレースを楽しみたい人にとっては最適な一台となるだろう。

オクタン日本版編集部

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