電動化革命ここに成立│DS3 クロス バック E-TENSEが日本導入へ

DS automobiles

DS オートモビルの電動化を果たしたコンパクト ラグジュアリーSUV、DS3 クロス バックE-TENSEが日本導入される。

DS3 クロス バックE-TENSEの登場は、そのスタイルによって、電気自動車の概念を変えるだろう。この電動化プラットフォームeCMPは、すでに発売され、そのライドフィールと静粛性、効率性で高い評価を得ているICE(内燃機関)版のDS3 クロスバックのCMPの電動版であり、バッテリーと電気モーターを効率的に搭載している。居住空間やトランクスペースを犠牲するようなことはなく、その都会的なコンパクトさをたもちつつ、フル5シーターでクラス最大級約350リッターのトランクスペースを持っている。これもまた本プラットフォームの効率性の高さのたまものといえる。

電気自動車においては、静粛性への配慮は今まで以上に重要なポイントとなる。内燃機関独特の振動や音が存在しないことより、外部環境からのノイズが相対的に大きく感じられる。DS3 クロスバック E-TENSEでは、このセグメントで他に類をみない静粛性を得ている。室内空間の平穏さもまたラグジュアリーのひとつであり、DSならではの居住感=DS LOUNGEの心地よさを感じられるはずだ。 



7インチのタッチスクリーンの下には、タッチコントロールとセンターエアアウトレットがひし形に配置されている。このスクリーンには主要なコントロールパネルが表示され、車輌セッティングなどが一箇所にまとめられている。また、バッテリーのヒートポンプ、タイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP、レーンキープアシスト、 ヒルスタートアシスト、リアパークアシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイール、8個のエアバッグ、フラッシュ フィッティングドアハンドルなどが標準装備されている。

さらに、インテリジェントなDS マトリックス LED ビジョンヘッドライトなどの最新世代のイノベーションが搭載されているほか、 キーホルダーが車から1.5m以内に近づくと、フラッシュフィッティングドアハンドルがボディから自動的にせり出すプロキシミティ キーレスエントリー&スタートもICE版同様に装備されている。Grand Chicでは、ヘッドアップディスプレイとレザーシートとレザーをあしらったダッシュパネルが備わる。



100%電動化されたDS3 クロスバック E-TENSEならで はのアクセントとしてサテンクロームのDSウィング、アンスラサイトグレーのグリル、各部のE-TENSEのマークが配されている。リアバンパーにはもちろんエキゾーストエンドはなく、よりシンプルで彫刻的な美しさが際立つリアエンド、18インチのKYOTOアルミホイールとE-TENSE専用の新色パールクリスタル、これらがこの車が持つエレガンスをさらに強調する。

ドライブモードは3パターンが用意されている。航続距離の最大化を図るECOとNORMAL、そしてパワーとトルクを最大化するSPORT。これらのモードとは別に、フォーミュラEからインスパイアされたNORMALとBRAKEの2つのエネルギー回生システムが実装されており、ドライバーは好みに応じてシフトレバーの操作により随時選択することが可能。NORMALでは、アクセルを戻した時の内燃機関のエンジンブレーキの挙動をシミュレーションし、人の感覚に 寄り添ったなじみのある自然な減速感を実現する。BRAKEは最大減速度約1.3m/sとなり、いわゆるワンペダルドライブに近い運転が可能だという。

最新の電動化技術とフランスならではのオートクチュールの伝統技法を文化的に融合させたオートクチュール・エレクトリックの登場である。なお、日本仕様の詳細、グレード展開、航続距離、充電方法、充電時間、スペック、価格、発売日時および発売方法などは7月終盤に公表予定。

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