いくつ知っている?映画に登場した有名な車5選!落札価格にも注目!

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映画に登場した実際の車は、時としてオークションにおいて想像を遥かに超える価格で落札されることがある。映画と車の関係パターンとしては3つある。1つは、登場するのは普通の車だが、映画が素晴らしいというパターン。2つめは、映画自体は普通でも車が素晴らしく話題を呼ぶパターン。そして、3つめは車も映画も素晴らしいというパターンだ。ここでは、映画に登場し、オークションに出品された5台の車をフューチャー。次回はさらに5台をご紹介する。どんな車が出てくるか、楽しみに予想していただきたい。


1 1965年 アストンマーティン DB5


『007』ゴールドフィンガー(1964年)、サンダーボール(1965年)
実際に、イーオンプロダクションが4台製作したボンドカーのうちの1台。もちろん、秘密機器も備わっており、映画公開当時のプロモーションに使用された。2019年8月、モントレーのRM Sotheby’sオークションで638万5000ドル(約6億8320万円)で落札されている。2010年に異なるボンドDB5(#1486R)がオークションに出品されたが、そのときの落札額は291万2000ポンドで、昨年の結果と比べると顕著な価格高騰が伺える。


2 1968年 フォード GT40 # P/1074


『栄光のル・マン』(1971年)
1967年 スパ1000kmに、モディファイされた"ミラージュM1フォード"として参戦し優勝を果たす。ドライバーはディック・トンプソンとジャッキー・イクスのコンビであった。しかし、その後、この1074はレースで活躍することがなくスティーヴ・マックイーン主演映画『栄光のル・マン』でカメラカーとして使用されることに。2012年8月のモントレーオークションで1100万ドル(約11億7700万円)の価格が付けられている。


3 1969年 ポルシェ 908/02  ラングヘック


『栄光のル・マン』(1971年)
こちらもGT40と同じく、『栄光のル・マン』に登場した一台。GT40がカメラカーとして使用されたのに対し、908はコンペティションカーとして実際に走行した。実際に1970年ル・マン24時間にも参戦しており、総合3位を獲得している歴史も持つ。ドライバーはヘルムート・マルコとルディ・リンズであった。2014年11月のロンドンオークションに出品され、218万5500ポンド(約2億9500万円)で落札された。

 

4 1963年 フォルクスワーゲン ビートル “ハービー”


『ラブ・バグ/モンテカルロ大爆走』(1977)、『ラブ・バグ/ビバ!ラブ・バグ』(1980)
1968年に公開された『The Love Bug』シリーズに登場する“ハービー”と名付けられた意志を持つビートル。映画制作にあたり、通算で50台以上のビートルが使用されたが、そのほとんどが残されていない。2018年のパームビーチオークションに出品されたこのビートルは、『モンテカルロ大爆走』(1977)と、『ビバ!ラブ・バグ』(1980)の2作に登場した数少ない現存ハービーである。12万8700ドル(約1377万円)で落札された。


5 1956年 フェラーリ 250GT TDF

『ラブ・バグ』(1966)
こちらは『ラブ・バグ』(1966)に登場したフェラーリである。同シリーズ作の中では、ビートルと対象となるように、ポルシェ911などといったスポーツカーも登場する。この250GT TDFもそのうちだ。2012年モントレーオークションに出品されたが、映画に登場したために価値が付いたというよりは、このモデル自体のレースヒストリーなどが大きく取り上げられ、671万ドル(約7億1800万円)で落札された。



※日本円換算は2020年6月16日の為替レートで統一しています

オクタン日本版編集部

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