美しき芸術作品 │20台のフェラーリ 250GTOで開催された55周年記念ラリー

Ferrari

これは2017年のことだが、フェラーリ 250 GTOの55周年を記念しラリーが開催された。フェラーリ 250 GTOは、デザイン性が追求されていることはもちろんのこと、世界屈指のレースで勝利することにもこだわって生産された。最もアイコニックな1台である。そんな250 GTOが並ぶ美しい写真をご覧いただきたい。

スタートは金曜日のマラネロ工場。このラリーイベントには、生産された36台のうち20台が集まった。月曜日にフィレンツェでイベントのスタートが切られると、250 GTOはボーボリ庭園など、フィレンツェが誇る最も美しい場所を走り抜けた。さらに、ラリーの期間中、オーナーらは美食家を納得させるイタリア料理を楽しんだ。そして、彼らをとりわけ歓ばせたのは、自動車史上最も有名なサーキットのひとつとされている、伝説のムジェロ・ストリート・サーキットを走ったこと。走行距離が60kmを上回るこのコースでは、1960年代の半ばまで、マリオ・カソーニ、レンツォ・シニバルディ、カルロ・ファチェッティといった腕のあるレースのチャンピオン達がバトルを繰り広げていたのだ。



木曜日にフィレンツに戻ったクルー達は、金曜日、ミッレミリアのコールを辿ってマラネロへ。そして、マラネロ工場に到着すると、社長用の社屋前に車両を一列に並べてラリーを終えた。



認定を受けた多くのオリジナルモデルは、各国のモータースポーツ連盟を象徴するカラーリングが施されており、目の前の光景は見る者を魅了した。イタリアはレッドでベルギーはイエロー、そしてフランスがブルーで英国がグリーン。その晩、オーナー達はクラシケ部門のワークショップに集まり、特別なガラディナーを楽しんだそうだ。

60周年記念となる、2022年度のラリー開催も告げられている。

オクタン日本版編集部

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