唯一無二のポルシェを創り上げる│ポルシェのカスタマイズ部門が持つこだわり

「人々を魅了する車を創り上げることは、大量の車を生産することより重要である」。フェリー・ポルシェは、かつてこう語った。この考え方こそがポルシェの原則であり、今なおポルシェのクルマづくりに息づいている。こうした理念に基づき、ポルシェは1986年より、ポルシェ・エクスクルーシブと名付けたカスタマイズを行っている。カスタマーそれぞれの要望に合う一台を製作したり、リミテッドエディションを製作したりもしている。

そして、この原則は、現在もポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチュアによって明確に具現化されている。オーナーひとりひとりが思い描く一台を具現化し、どのモデルであっても他にはない1台となるのだ。

すべての工程において、ポルシェの洗練された技術が注ぎ込まれている。レザーやアルカンターラ、カーボン、ウッド、アルミニウムなど高品質の素材を用いながら、職人が手作業で創り上げていく。レザー加工、塗装、研磨、あるいはポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチュアの製造プロセスにおける裁断やステッチ、パーツの組み立ては、繊細なハンドクラフトでのみポルシェ独自のハイレベルな条件を満たすことができるのだ。さらに、冷静な判断、集中力、情熱、そして妥協を排した姿勢によって、ディテールまで一貫したコンセプトが息づく1台に仕上げることが可能になる。



ホイールさえも、高度なクラフツマンシップとオーナーの個性が注ぎ込まれることで特別なものになる。まず、ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチュアでホイールを、そしてポルシェのタイヤセンターでタイヤを取り外し、希望のカラーリングが施される。すべての工程が手作業で入念に行われ、唯一無二の車が出来上がる

そして、車両全体を完璧に仕上げるために重要なのは、細部のひとつひとつに徹底してこだわること。例えば、専門的技術を活かしてレザーをわずか0.3〜0.4mmの厚さに切り分ける。さらにポルシェの厳しい品質基準に基づき、ドイツとオーストリアの最高のレザーを採用。その結果が、この上ない優れた触感を生み出す。ポルシェのスペシャリスト達は、服飾や靴、あるいはインテリアデザインの分野における知識を結集し、完璧な仕上げを、ディテールのすべてで実現するのだ。



人それぞれの個性のようなディテールを、ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチュアの車両では感じ取ることができる。比類ないものを生み出すための原動力は、つねに情熱だ。

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