宇宙船 ?! 「黒いとんがりカー」│変わった見た目に搭載していた驚きのシステムとは?

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「とんがりノーズコーン」を付けた一風変わった車 キャデラック・サイクロンをご紹介。

1959年に発表されたキャデラック・サイクロンは、新たなスタイリングとエンジニアリングアイデアをテストするため製作された。


ジェット機を紡彿とさせる見た目で、巨大なテールフィンが特徴的な2シーターコンセプトである。プラスチック製のキャノピーには紫外線除去効果のあるシルバーコーティングが施されている。これを後ろに跳ね上げ、ドアを後方にスライドすることでコックピットヘの出入りが可能となる仕組みだ。360度見渡して、宇宙船を操っているかのように運転することができるのだ。



とがった2つの黒いノーズコーンは飾りではなく、なんと衝突防止用レーダーが内蔵している。また、進む先に物が落ちていたりするとそれを知らせるセンサーも備えられている。シグナルとライトでドライバーに警告する仕組みになっている。インストゥルメンタルパネルは、2シートの間に配置され航空機のようになっていた。キャノピーを上げなくても、外にいる人と話すことができるシステムも採用されていた。

エンジンはV8 6.4リッターを搭載し、325hpを発揮した。ギアボックスはオートマチックトランスミッションだ。今でも時々、アメリカのコンクールイベントに自走で参加している。一度は見ておきたい車のひとつだ。


1959 キャデラック・サイクロン
エンジン: V8 6.4リッター
ホイールベース:2642 mm
デザイナー: Harley Earl
ギアボックス: オートマチックトランスミッション

オクタン日本版編集部

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