見た目のせい・・?4年間で売れたのはわずか55台だったアストンマーティンとは

RM Sotheby's

自動車メーカーの歴史は作られた車に克明に刻まれる。車とは時代を映す鏡である。よく言われる言葉だが、それらが最もよく当てはまるメーカーのひとつがアストンマーティンであろう。創設から今日までの100年の間にアストンは幾度となく危機に瀕してきた。どん底から見事に立ち上がる姿もあった。そんな激動の時代を乗り越えてきたアストンのモデルをご紹介。

ラゴンダ・ラピード
デイヴィッド・ブラウンはアストンマーティンを手に入れて間もない1947年にラゴンダも取得した。ベントレーが設計した直列6気筒エンジンが欲しかったことが主な理由だが、"DB"ラゴンダになる前のモデルも1958年まで生産が続けられた。ラゴンダの名は数年の間、目にすることはなかったが、1961年にDB4ベースの新しい4ドアサルーンに冠されて再登場。





その4リッターエンジンはやがて登場するDB5にも使われることとなる。古いラゴンダ時代からの名称を受け継いだラピードは俊足で実力的にも申し分のない車だったが、見栄えのしない顔つきが災いし、4年間でわずか55台が売れただけだった。


ラゴンダ・ラピード 1961-1964年
エンジン:3995cc 直6 最高出力:236bhp/5000rpm
最大トルク:265lb-ft(約36.6kgm)/4000rpm
0-60mph(約96km/h)加速:9.0秒 最高速度:130mph(約209km/h)

オクタン日本版編集部

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