ポルシェが表彰台を独占したときのこと│ニュルブルクリンク・サーキットとポルシェ 第六弾

Porsche AG

ニュルブルクリンクの北コース、ノルドシュライフェを抜きにサーキットの歴史を語ることはできない。神のように崇拝されながらも、時に「悪魔」とも呼ばれ、様々な顔で人々を翻弄してきた。1927年6月18日に開設された伝説のコースの歴史を振り返ろう。第7弾。

僅差での勝利
1993年に開催された24時間レースは2つの側面において、歴史的意味があるレースといえる。ひとつはドイツツーリングカー選手権の前哨戦として北コースで開催された最後のレースであったこと、もうひとつは1位と2位の差が最も少ないレースであったことだ。そんな死闘を制したのは911カレラ RSR3.8のステアリングを握ったコンラート・モータースポーツティームのフランツ・コンラート/フランク・カットへーファー/オルヌルフ・ヴィルドハイム/アントニオ・デ・アゼベード組だった。2位との差はわずか53.2秒差。ポルシェは 911生誕30周年を記念するかのように1-2-3-4フィニッシュで表彰台を独占した。それから2015年まで、ここまで僅差での優勝は破られることはなかった。


日付: 1993年6月12日/13日
勝者:フランツ・コンラート、フランク・カットへーファー、オルヌルフ・ヴィルドハイム、アントニオ・デ・アゼベード
車輛:ポルシェ 911 カレラ RSR 3.8

オクタン日本版編集部

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