個性溢れる!動物になったクラシックカー ?! │カバ、ライオン、パンダ、ワニまで・・・

M.A.D.Gallery

The M.A.D. Galleryに所属するスイス人アーティスト フレデリック・ミュラーが、クラシックカーをモチーフにしたカバ、ライオン、パンダ、ワニを創り上げた。The M.A.D. Galleryとは、メカニカルなものをテーマに個性溢れる作品を創り出すアーティストが多数所属しているギャラリーである。

作品は"Rides of the Wild"と名付けられており、カバはアストンマーティンDB5、ライオンはフォード F250、パンダはフィアット600S、ワニはシボレー コルベット スティングレイをベースにしている。形やアクセサリーなどで車それぞれの特徴は捉えながら、見事にキャラクター化させているのだ。そして、車にはそれぞれ動物が乗っており、シチュエーションなどの設定もされている。すべての写真を見る

例えば、アストンマーティンDB5のオーナーは大きなオフィスに務めるカバである。会社の前に車を停め、通勤する場面が描かれている。ボディカラーはカバをイメージしたもので、ナンバープレートは’H1PP0’というのもポイントだ。



フォード F250のオーナーはキャンパーをひきながら走るライオンで、この時代のトラックの力強さを表現している。大きなグリルにはライオンの鼻が付けられ、エンブレムはFORDの代わりに’ROAR’になっている。こちらのナンバープレートは’L10N’。



フィアット 600Sは、ブラックとホワイトのツートーンでシンプルなものだがパンダであることは一目瞭然だ。オーナーは、竹でできたラゲージと共にロードトリップをするパンダという設定である。マップを開き、迷っているような場面が描かれている。ナンバープレートは’P4ND4’。



時代を象徴する一台でもある、シボレー コルベット スティングレイに乗り思いっきり走らせているのはワニだ。コルベットのシェイプがワニの口に似ていることから選ばれた。牙や、エメラルドカラーのボディにもこだわったという。ナンバープレートは’G4T0R’。



これらの作品が生まれたきっかけは、フレデリック・ミュラーがリサイクルショップを通りかかった時にあったそうだ。あるランプを見て、クラシックカーのボンネットのようだと思い、『もし車がカバのような姿をしていたらどうなるんだろう?』という考えが頭をよぎった。彼は、「私の作品は、“もし?”をテーマにしてるものが多いです。作品を見ると最初は少し混乱するくらいのものを作りたいんです。じっくり見てから、それぞれの想像力を膨らませてもらいたいです」とコメントしている。これからの作品も楽しみにしたい。

オクタン日本版編集部

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