安価な価格帯のポルシェとして1975年に登場したモデル│相応しい優れたハンドリング

RM Sotheby's

オーストリアの小さな村の製材所跡で、VWビートルをベースに誕生した小さなスポーツカーは、今や世界屈指のスポーツカーメーカー ポルシェに登りつめた。ここでは、1975年から生産された924を振り返る。

VWグループとの協力関係によって誕生した、ポルシェの名を冠した初めてのフロントエンジンモデル。VWポルシェ914がフェードアウトしてから空席になっていた、安価な価格帯のポルシェとして登場した。もともとポルシェがVWのために設計したものをポルシェ自身が製品化した。



アウディ製の1984㏄水冷直列4気筒SOHCエンジンを搭載し、前後軸の重量配分を均等化するためにギアボックスをトランスアクスルに配置、ポルシェの名に相応しい優れたハンドリングを得た。1979年にはターボを備えて170bhpを発揮するエンジンを搭載した924Sを派生した。1981年にはFIAのグループ4に属するレースモデルの924カレラGTが造られた。これは現在ではコレクターズ・アイテムとなっている。

オクタン日本版編集部

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