女性の、女性による、女性のためのクラシックカーラリー

RICHARD MILLE PRINCESSES’ RALLY

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「クルマ」という言葉からは、どうしてもマスキュリンなイメージを連想してしまう。それはクラシックカーの世界においても例外ではなく、現にオクタン日本版の読者も9割以上が男性であった。だが、毎年5月にフランスで開催されるイベント「ラリー・デ・プリンセス」の空気感は一味違う。ドライバーだけでなく、コ・ドライバーも含め、参加者が全員女性なのだ。

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2017年のラリー・デ・プリンセスは、5月27日から6月1日にかけて開催された。参加するための条件は「女性である」こと。国籍や年齢に関係なく、女性であれば誰でも参加することが出来る。

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2人1組のチームでパリを出発し、およそ1600km離れたフランス南部のサントロペまでのルートを駆け抜けた。

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この1600kmの道のりは、決して楽なものではない。カーナビゲーションなどのツールは使用禁止で、コマ図だけが頼り。コ・ドライバーには的確なルートナビゲーション能力が求められる。

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戦績を左右するのはスピードではなく、いかに定められた平均速度を維持できるか、というところにある。ちなみに、この平均速度は車両の年式が考慮され、時速40kmから50kmの間で設定される。

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真剣勝負だけがこのラリーの目的ではない。ラリー・デ・プリンセスが掲げているコンセプトは、女性としての精神の開放。家事や子育てといった日常から抜け出し、思い切り楽しむことをモットーとしているのだ。

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2017年はおよそ100台がエントリーした中で、ゼッケン番号81番の1979年ポルシェ911 SC、カステライン・ヴェロニケとヴァンテ・ステファニーのペアが優勝を飾った。

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ここで紹介しきれなかった写真は、ラリー・デ・プリンセス公式ページを御覧いただきたい。

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