世界一有名なバギーの落札額は?│スティーブ・マックイーンが運転した一台

1968年公開映画『華麗なる賭け』でスティーブ・マックイーンがドライブしたメイヤーズ・マンクスがオークションに出品された。

メイヤーズ・マンクスはキットカーとして1964年に登場したもので、短くしたVWビートル・タイプ1のシャシーに、合成樹脂のボディを組み合わせて製作された。海辺を走るサンド・バギーとして、サーファーや若者を中心に人気を集めた。

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もともと砂漠でのレースのために作られたもので人気はあったが、スティーブ・マックイーンがオレンジのバギーを主演映画の中で運転していたことで、世界中にその存在を知らしめ、若者にとって憧れとなったのだった。劇中に登場したメイヤーズ・マンクスは、いくつか改造されており、シボレー・コルヴェアの2.7リッター 空冷 水平対向6気筒エンジンが搭載されている。また、よりおもしろい走りを出来るようにと左右タイヤに相応するようにサイドブレーキが2本備えられている。



映画で使用後は、ハワイのディーラーへと販売された。そして、エンジンはレース仕様のVWキットに変更されたものを現在のオーナーが手にした。購入してから20年後、レストアを施し劇中仕様にするためコルヴェアのエンジンへと戻したそうだ。ペイントや各パーツも再製作して、オリジナルの姿へと蘇っている。



落札価格は、45万6000ドル(約4788万円)。スティーブ・マックイーンにまつわる車がオークションに出品されるのは、これからしばらくないだろうと、オークションハウスのボナムスはコメントしている。

オクタン日本版編集部

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