40年以上放置されボロボロになったシトロエン│オークションの落札推定価格は?

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倉庫の中でボロボロになった姿で発見されたシトロエン DS19が、母国フランスで開催中のオークションに出品されている。

近年では、シトロエンの人気も高まっており、その中では特にDSはアイコニックな存在となっている。現存しているものはほとんどがレストアされて次のオーナーへと渡っている。今回、フランス・パリで開催されているレトロモビルに合わせて出品されているこの一台は、1965年に出荷されたデカポタブル(コンバーチブル)モデルである。

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1968年にノルウェー人が所有し、レストアしようと倉庫に入れたそう。しかし、そのレストアプロジェクトは決行されることなく時が過ぎた。それから、約40年後に発見され陽の光を浴びたのだ。すべてオリジナルのパーツを保持しているが、そのほとんどは朽ち果てておりフルレストアが必要になる。



オリジナルのボディカラーはダークグレーで、インテリアはレッドレザーだ。よく見れば、レザーがレッドだと分かる程度だろう。丁寧なクリーニングを行えば、インテリアはこのまま残せるとオークションハウスはコメントしている。走行距離はおよそ3年間の実走期間で、7万8487kmを指している。



レストアベースとして出品されているものの、その推定落札価格は他のコンディションが良い出品車に引けを取らない、7万ユーロ~10万ユーロ(約840万円~1200万円)が付けられている。ドナーカーとされる可能性もあるが、それにしては高く付くものになってしまうだろう。じっくりと時間をかけて、丁寧なレストアを施してくれるオーナーのもとへ渡り、再び元気に走れる日が来ることを願う。

オクタン日本版編集部

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