1時間で1600トンの除雪ができる?!メルセデス・ベンツの「働く車」

Mercedes-benz museum

メルセデス・ベンツといえば高級市販車のイメージを持つが、巨大なトラクター「ウニモグ」も1951年より製造している。ダイムラーがメルセデスベンツブランドとして生産したもので、その大きなフロントマスクにはしっかりとメルセデスベンツのエンブレムが付けられている。

ウニモグは、農業用の高性能トラクターとして開発されたもので、一般的なトラックとはかけ離れた存在となった。人間の力ではできないような作業を楽々とこなしたのだ。「多目的作業車」のバージョンでは、最大4つのアタッチメントが装着できるようになっており、除雪車、草刈り機、というように様々な活躍をすることができるのだ。

メルセデス・ベンツの歴史においても、一風変わった重要な存在であり、シュトゥットガルトにあるメルセデスベンツ・ミュージアムでも展示されている。そこでゲストを迎えるウニモグは2000年に発表されたシリーズ U500に冬仕様を施したもので、1時間に1600トンもの除雪をすることができるそうだ。環境に合ったドライブができるように、ステアリングホイールやペダルなどを左右入れ替えることができる造りになっている。人々を助ける働く車であるが、その見た目はモンスターカーと呼ばれてもおかしくないような風貌をしている。



また、ダカール・ラリーのカミオン(トラック)部門に出場していたりと多種多様な場でそのインパクトのある姿を見せているのだ。日本においても、ウニモグは道路整備や消防局などの場で活躍している。見かけると、なんとなく嬉しい気持ちにさせてくれる存在だ。

オクタン日本版編集部

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