アストンマーティン世界88台限定モデル生産を発表│オマージュは60年前に伝説を残したスポーツカー

Aston martin

アストンマーティンが、88台限定で生産する特別モデル"V12スピードスター"を発表した。これは、ル・マン24時間とニュルブルクリンク1000kmで勝利を残した伝説の1台 1959年 アストンマーティン DBR1と、2013年にアストンマーティン創立100年を記念し発表されたCC100 スピードスター コンセプトへのオマージュとして製作されたものだ。

ブランドの優れたデザイナーやエンジニアが集められたチームである"Q by Aston Martin"が手がけ、モダンでダイナミック、そしてエレガントでありながらもドライバーファーストのコンセプトを持った1台になるという。

そのベースとなっているDBR1は、1950年代にスポーツカー世界選手権とル・マン24時間いずれにおいても勝利した1台だ。同じ栄光を刻んだスポーツカーは他に2台しか存在しなかった。モータースポーツにおいてめざましい活躍を見せながらも、極めて美しいデザインを持ち、アストンマーティンのトレードマークとされている。CC100 スピードスター コンセプトも、DBR1へのオマージュとしてデザインされたもので、そのコンセプト自体がこのV12 スピードスターにも継承されているのだ。



エンジンには現行モデルにも搭載されている、5.2リッター V12 ツインターボエンジンが採用される。最高出力は700psを発揮し、後輪駆動となり、トランスミッションはZF 8段を備える。

アストンマーティン・ラゴンダ社CEO Dr.アンディ・パーマーは、「V12スピードスターで、イギリスを代表するブランド アストンマーティンの野望と巧妙さを見せることができます。それだけでなく、私たちの豊かな歴史と遺産を称えるものでもあります」とコメントした。
 
価格は未公表ながらも88台のオーダーは開始されており、1台1台ハンドビルドされるため納車は2021年の第一四半期からを予定しているとのこと。

オクタン日本版編集部

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