2020年ピレリカレンダーが「ロミオとジュリエット」の舞台ヴェローナで発表

Pirelli

イタリア北部の都市ヴェローナは、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台として知られている。そのヴェローナのフィラーモニコ劇場で12月3日、2020年ピレリカレンダー「ジュリエットを探して」が発表された。

時は14世紀。モンタギュー家とキャピュレット家が敵対関係にある中、モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットが、許されぬ恋に落ちた悲劇のストーリーはとても有名だ。

愛するロミオと添い遂げるために、死に至る恐れがあるほどの薬までも口にするジュリエット。彼女を表現するには、果たしてどんな言葉が適切だろうか。美しさ、強さ、純粋、無垢、高貴、情熱、一途、ロマンティック、頑固、行動力、勇気…。人によって解釈は違うだろうが、これらはジュリエットに限らず、どの女性も内に秘めているものだ。

イタリア人フォトグラファーのパオロ・ロヴェルシは、ピレリのThe Cal™第47版を製作するに当たり、時代を超えたこの戯曲からインスピレーションを得た。主人公として選んだのは、クレア・フォイ(Claire Foy)、ミア・ゴス(Mia Goth)、クリス・リー(Chris Lee)、インディア・ムーア(Indya Moore)、ロザリア(Rosalia)、ステラ・ロヴェルシ(Stella Roversi)、クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)、エマ・ワトソン(Emma Watson)。彼女達とともに「どの女性にも内在するジュリエット」を追求した。



クレア・フォイ

2020年のカレンダーでは、パオロ・ロヴェルシは映画監督として自分自身を演じ、ジュリエット役の候補者にインタビューを行っている。それぞれの主人公たちは、最初はメイクや衣装なしでパーソナルな経験や心に描くジュリエットがどのようなものかについて監督に語る。次に彼女たちは、個人的なジュリエットの解釈を表現するために用意された衣装を着用する。これらのふたつのフェーズは、18分間のショートフィルムとして今回初めて写真とともにカレンダーに収められている。



エマ・ワトソン



ミア・ゴス

カレンダーは132ページで構成され、表紙には毎月のカレンダー、シェイクスピアのロミオとジュリエットのセクション、および物語の主人公とヴェローナの街を撮影したカラーと白黒の58枚の写真が納められた。表紙と裏表紙には金色の文字で、ジュリエットの生年月日、ロミオとの最初の出会い、結婚式、そして彼らの最期が記載されている。これらの日付に、カレンダーに登場するスターたちの生年月日が加えられ、彼女たちの名前は、宇宙を表現する天空が描かれた表紙の星座の中に散りばめられ、ロマンティックな天空が創出されている。

Octane Japan 編集部

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