ミレニアル世代に向けたポルシェの提案|SCOPES TOKYO

Octane Japan

11月20日(水)にポルシェ初のフル電動スポーツカー、新型「タイカン」を発表して以降、ポルシェジャパンはミレニアル層をターゲットとした次世代向けブランドエキシビション「SCOPES Tokyo driven by Porsche」を11月22日から12月7日の16日間にかけて開催している。

「想像力と共振」をテーマにポルシェが全世界的に次世代顧客と定義するミレニアル層に向けた新たなブランド価値を発信・体験する場として企画しているもので、2018年9月にドイツ・ベルリン、2019年5月にオランダ・アムステルダムに開催され、日本は世界で3か所目の開催となる。本イベントは「Changing Perspectives 時代を牽引するパイオニアとポルシェの価値観が出会う場所」をコンセプトに、アート、ミュージック、ファッションを中心としたコンセプトを多数ラインナップ。今回編集部は12月2日に行われたプログラム「Back to basics 不便が切り拓く、世界への道」を見学した。






会場に入ると真っ赤なタイカンが展示されており、赤いレーザーを照射されたインスタレーションが施されている。この展示演出メディアアーティストのShohei Fujimoto氏が担当。フル電動であるタイカンの「電気」を可視化、想起させるようなインスタレーションは、点で円を描きながら、6分間1タームで行われている。



この日イベントのトークショーに登壇したのは、9月28日にロンドンで開催されたDJの世界大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP FINALS 2019」に日本代表として出場したDJ松永(Creepy Nuts)と、 ANONYMOUS、そして7インチレコードを使ったDJプレイで世界的に活躍しているDJ KOCO a.k.a. SHIMOKITAだ。サブスクリプション全盛時代に対するカセットテープ、アナログレコード。デジタルのみでは生み出しえないターンテーブルカルチャーを語った。



ターンテーブリズムの世界では、デジタル化に伴った機材の進化、操作性の進化が目覚ましい一方で、世間ではアナログブームが今、大きな広がりを見せている。デジカメに対抗したフィルムカメラや、ボードゲームのブームなど、アナログ文化の豊かさが再評価されている。そのアナログブームを牽引しているのはデジタルネイティブな若い世代である。デジタルネイティブでありながら、今あえて不便性を楽しむこの世代は、まさしくポルシェの狙う、新しいカスタマーと言える。

トークショー後は、実際にゲスト3名のパフォーマンスが、世界的な評価を誇るライブストリーミングスタジオ「DOMMUNE」にて行われた。「5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る」と表明しているこの場所は、「時代を牽引するパイオニアとポルシェの価値観が出会う場所」としてふさわしい場所であった。



連綿と続くポルシェのDNAを感じながらも、電気自動車特有のデザインで、最新の技術を搭載したタイカン。新しい時代を生み出し続けるポルシェの価値観を体感できる16日間。今週いっぱいの開催だが、ポルシェの価値観を目の当たりにできる、非常に貴重な機会だといえよう。

SCOPES TOKYO

オクタン日本版編集部

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