「シャンブルドット」をコンセプトに│リビエラの新ショールームオープン

イタリア製タイルや石材を中心に展示する空間として、リビエラ・静岡ショールームがオープンした。空間のイメージを「シャンブルドット(Chambre d’hôte)」=ヨーロッパで人気のある、こじんまりとしつつも温かみがある小さな料理民宿とし、何度でも来たくなるような場所・タイルを探す旅の始まりの場所になるよう設計している。

タイルの知識を得る場所としてはもちろん、来場者のくつろぎのスペースとしても機能することを目指しているのだ。ユーザーとの関係の始まりであるショールームは、エンドユーザーからプロの設計士まで幅広く迎え、通りがかりの人にも視認されやすいように。遠目ではビル外部に向けてタイルを並べたグラフィックを展開し、静岡駅側からの視認性を良くし、中目では面発光の幕を用いた看板を用意し、リビエラロゴを掲示。近目では、エントランスにモザイクタイルを使った独特なアートピースを置き、タイルのショールームであることをアピールしている。



アートピースは、タイルとライフスタイルの融合をテーマに、タイルを用いた新しい表現に挑戦している。リビングにある照明、テーブル、ソファとモザイクタイルという二つの異なるマテリアルが出会い、融合し、それ以上の新しい価値を生み出すというコンセプトで作成。リビエラの「遊び心」を表現し、来場されるお客様、美術館に来館されるユーザーに対しても興味を引くものとしての役割を持たせている。

料理がメインとなるシャンブルドットのダイニングキッチンをイメージしたスペースも用意されている。料理の代わりにタイルを提供するといったイメージで、お好みのタイルのカットサンプルを手に取って検討できる空間だ。棚には、食材の代わりにタイルをディスプレイ。



カウンターの天板は木目調タイルに。パネルに張ったタイルを展示、色ムラや複数枚張った時の雰囲気を確認できる。カタログに掲載しているタイルの実物サンプルも取り揃えている。利用シーンに近い見え方にする為、照明器具にも工夫を施し、色温度や照度の調整も可能にした。ここでは検討中のタイルをニュートラルに見ることができるよう、モノトーンの空間に仕上げられている。
 
ぜひ一度、イタリアンタイルの美しさを実際にゆっくりと見ていただきたい。

オクタン日本版編集部

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