9人乗りのヘンテコな車?│1986年に生まれたコンセプトカー

Italdesign

1986年のトリノ・モーターショーにて発表されたイタルデザインのコンセプトカー"Machimoto"。一般公開されたと同時に、良い評判と悪い評判の二つに分かれた。技術開発への理解が深い人々や、ユートピアを思わせるようなものを好む人々にとっては、個性的で博物館に残すべき1台だと思われたようであった。

VWゴルフをプラットフォームにローコストで製作され、60年代、70年代のデューンバギーのように自動車業界に新たな自由の在り方を示したものでもある。



シートはバイクのようにサドルシートになっており、基本的には6人乗ることができる。リアのカバーを外せば最大で9人乗ることができたという。乗員はヘルメットを被るよう推奨されていたそう。ステアリングは3箇所から付ける場所を選ぶことができ、車とバイクの中間を取るような操作を求められた。


エンジンはゴルフ GTIと同様の1.8リッター 直列4気筒で、139馬力を発揮と公表されている。しかし、9人もの大人を乗せたところでそれまでのパワーを出すことができるかは不確かではある。

もちろん、市販化がされることはなかったが、1990年代後半には2つの映画に登場するなどマニアな人にとってはアイコニックな存在となったようだ。

オクタン日本版編集部

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