『比類なきブガッティ展』ブレゲとの関係を物語るタイムピース展示

breguet

ミュールーズの自動車博物館にて、ブレゲ・ミュージアム所蔵コレクションから卓越したタイムピースが展示されている。

2019年で110周年を迎えるブガッティを記念して、『INCOMPARABLES BUGATTI(比類なきブガッティ)』展が開催され、唯一無二のオブジェ、卓越した自動車、貴重な資料などが展示中だ。



1930年代初頭、高級時計の愛好家であり、ブレゲの顧客であったエットーレ・ブガッティは、伝説的な超高級車「ロワイヤル」にクロノグラフを搭載したいと考える。ブガッティの顧客らにとって、美はどこまでも追及するもの。経営者の彼はハンドルの中央に固定するシステムを構想し、メゾン ブレゲへこれを依頼。こうして1932年、9点のスペシャルウォッチシリーズが誕生したのであった。

直径67mmのクロムメタルケースを湛えた極めて希少価値の高いこのタイムピースには、自動車業界のために細心の注意を払い選択された複雑機構のタキメーターが備えられている。「Spécial pour Bugatti(ブガッティのために)」の文字が刻まれたクリームカラーのダイヤルには、1783年にブレゲによりデザインされたブルースティール製の針が配されている。


この自動車専用クロノグラフ、ブレゲNo.2023の6時位置にはミニッツカウンターも装備。8日間パワーリザーブの機械式自動巻ムーブメントを搭載し、6時位置のリュウズで巻き上げる構造になっている。

『比類なきブガッティ展』は2019年11月3日までの開催。

https://www.citedelautomobile.com/en

オクタン日本版編集部

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