夫の誕生日にアストンマーティンをプレゼントした妻がもらった1台とは?

octane UK

昨年、私は50歳になったのだがプレゼントに何が欲しいか思いつかなかった。数年前に夫が50歳になった時は、アストンマーティン DB7をプレゼントしたということもあって彼はプレッシャーに感じていたようでもあった。

私は18歳の時からトライアンフ・ヘラルド 13/60 コンバーチルを所有している。トライアンフは家族の一員以外の何者でもないのだが、あまり遠くまでドライブに走らせることはできなかった。しかし、運転してみると完全に一体化できることは感じる。トライアンフの欠点をすべて分かっているし、不満気なノイズを発しているときはその理由も分かる。そうして気を使いながら運転することも楽しいのだ。

なぜ私が他にもクラシックカーを欲しがるのか?単純に最近の車は私に合わないからだ。ランチア・アウレリアなんかも欲しいと思う。良い車であるはずだし、値段以上の価値がある。私たちが結婚式の時に借りたポルシェ911スピードスターなんかも貴重であるし、価格も高騰している。しかし、私が本当に欲しかった1台は2003年に売ってしまったメルセデス・ベンツ 500SLに代わるものだった。というわけで、夫は相応しい1台を探すことに尽力してくれた。

3人の子供たちはそれに対して不安そうにしていた。なぜなら、私は500SLで2回ほど命拾いをしているのだ。パワフルな車であるが、一度コントロールが効かなくなると本当に危ない車でもある。"もし、また500SLを買ってあげたら今度こそ死んでしまうよ!"などと言っていたほどだ。夫もそれを認めて、500SLよりはパワーの無い車にしようとなり、420SLか300SLか、というところで落ち着いた。

誕生日の1週間前まで、彼は車を探すためにイギリス中を周っていた。しかし、最適な1台は見つからず、メルセデス・ベンツクラブにコンタクトを取った。そうしたら、幸運なことにクラブの代表がちょうどガレージの小さな家に引っ越す時で、綺麗な300SLを手放そうとしていたのだ。

50歳の誕生日に晴れて300SLオーナーとなることができた。しかし、ヘラルドと300SLどちらでドライブに行こう?というジレンマが起きている。

Words: Samantha Snow 訳:オクタン日本版編集部

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