スバル フォレスターのエンジンをVW空冷ビートルに積んでみよう

Photography: Matthew HOWELL

長年、所有しているフォルクスワーゲン・ビートルの空冷エンジンを、スバルのフラット4水冷エンジンに換装するプロジェクトを始めたことを公表したら多方から様々な意見が聞こえてきた。

ほとんどの人はこの計画を、"良いアイデアだね" "なぜ私も同じことをやらなかったのだろう?"などという声と共に好んでくれた。しかし、フォルクスワーゲン愛好家からは"なぜそんなことをするんだ?"というマイナスの声もあった。

"なぜそんな雑種を生み出そうとしているんだ?" "イギリスでVWの良いエンジンを製作してくれるところはないのか?"と色んなところから尋ねられたものだ。"もちろん、換装してからフォルクスワーゲンを掲げるつもりはないだろう?"とさえ言われた。



すべての意見を受け入れているが、エンジン移植に関してちゃんと考えていることはある。私は空冷VWをもう1台保有しているのだが、エンジンを水冷にすることで維持費も少なくなるし、壊れる心配も減ることを確信している。エンジンを手に入れることだけにおいても、50bhpのリコンディションされたVWエンジンで安くとも1500ポンドほどかかるし、性能の良いものとなると5000ポンドを超える。



そこで、スバル フォレスターのノンターボ 2.0リッターエンジンを350ポンドで購入した。換装するにあたって必要なアダプターは550ポンドだったと思う。その他にも、電気系統で必要な部品はいくつかあったが、全部揃えてもVWエンジンを購入するよりは安く済んだというわけだ。それに、同じようなことをしているVWオーナーは私だけでなく他にもたくさんいることを知った。そこから得ることができた知識も多くあった。



スバルからエンジンを取り外し、カムやベルトを入れ替えて、高性能のVWクラッチと共にビスポークのフライホイールとアダプターを装着した。ラジエーターなど、まだ手を付けられていないところが100ほどあるし、ガソリンもちゃんと入れなければならない。まだまだ、やらなければいけないことは山積みだ。

もし、このプロジェクトについて最新の情報を得たかったら、Youtubeで"Bugaru"と調べてほしい。

Words: MATTHEW HOWELL

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