セナ、マンセル、ハミルトンほか9人のレジェンドレーサーたちの「自家用車」とは?

レジェンドたちのロードカー



ルイス・ハミルトン:シェルビー・コブラ427
3度のワールドチャンピオンに輝くハミルトンは完全にオリジナルの1967年型427コブラを一組、つまり2台所有している。同じぐらいのお気に入りが紫色のパガーニ・ゾンダ760LH、そのとんでもない車は、億万長者が集うモナコでさえ交通渋滞を引き起こすほどだという。




ジョン・サーティース:BMW507
1956年の500ccワールドチャンピオンに輝いた褒美に何か欲しいものはないかと、ドメニコ・アグスタ伯爵に尋ねられた時、サーティースは賢明にもBMW507と答えた。伯爵は表情を変えずに折半を持ちかけたという。それからほとんど60年、サーティースはこの車をずっと大切にしてきた。これまでにレストアされたことはないが、チューンされたエンジンは標準型507の150psより20psパワーアップしており、半世紀以上経った今なお驚くべき速さを見せるという。




ロニー・ペターソン:ロータス・エラン・プラス 2S 130/5
1970〜72年にかけてマーチで奮闘したペターソンは、1973年シーズンに彼に4勝をもたらしたロータス72の素晴らしさを誰よりも知っていた。そしてカンパニーカーもたいへん気に入っていたという。第一号車のエラン・プラス2は5段ギアボックス付きで、バークシャーの自宅の前庭にグリーンピース色のフォード・グラナダと並んで停めてあった。グラナダがどうなったかは知らないが、このエランは素晴らしいコンディションを維持しており、先日、ブルックランズでのヒストリックス・オークションに出品され、およそ7万2000ポンドという高値で落札された。


編集翻訳:高平高輝 Transcreation:Koki TAKAHIRA Words:Chris Bietzk

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