フェラーリを生み出した1人の男│エンツォ・フェラーリ生誕121周年

数々の伝説を残してきたフェラーリ。その歴史をはじめたのは、もともとレーサーとして活躍していたエンツォ・フェラーリだ。90年でこの世を去ったが、人々の中、フェラーリブランドのなかで生きるエンツォは2019年2月18日で121歳を迎えた。彼は、マシンを自身の子供だと捉えていた。

"レーシングカーは私にとって子供のようなもの。あなた自身の延長線上にある存在。子供を学校に連れて行って、良い学びをしてきたり、クラスで1番になったら子供のことを誇りに思うだろう。サウンドのハーモニーが創り出されるエンジニアの世界でも同じことが起きる"



"音楽家のフォン・カラヤンがある日わたしに言ったんだ。「君が創り出した12シリンダーの音を聴くと、どんなマエストロでさえ奏でることのできない美しいハーモニーを感じる」と"

"最初にするべきことは夢の車を想像すること。それから、仲間に現実的に完成できるか、成功を求める人間の夢を共に実現する気があるか聞くんだ。しかし、小さな忍耐力で結果を出すために最新のマシンを用いたことがフェラーリを成功に導いたのだと思う。手で組み立てることによってその姿を現すフェラーリの車は、もはやプロダクションカーの域を超えている"



"かつてのレース、そして今日のレースはイノベーションにも技術の向上にも欠かすことのできない要素。これらがあるから、より速く走ることができて、より効率の良い優れたエンジンや車を、限られた数で生産することができる。わたしたちが生み出す車は常に異なる。いつも良いものを作れるとは限らないけれど、「違う」ものであることは確か"

"なぜか?すべての素晴らしいマシンは人間の知性をもとに作られているから"

伝説を創り出したエンツォ・フェラーリを、改めて称えよう。

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