憧れのボンドカー9選|『007/ゴールドフィンガー』から『007/慰めの報酬』まで

ボンドカー大全



アストンマーティン・DBS
『007/慰めの報酬』/2008



2006年公開の『007/カジノ・ロワイヤル』から007シリーズは再出発をし、ボンドに支給される車はアストンマーティンDBSとなった。ダニエル・クレイグのボンドは、どの前任者ともひと味違う。徹底してタフだが、感情にも流されやすい。『007/カジノ・ロワイヤル』では、まずポーカーに勝ってDB5を手に入れ、その後、007としての初仕事でDBSを与えられる。

愛するヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)が死に、復讐に向かったボンドの物語は、次作『慰めの報酬』へと続く。ここでDBSはより大きな役割を演じている。映画冒頭からスイスのガルダ湖畔で豪快なカーチェイスを繰り広げるのだ。クレイグは、ミルブルックでアストンマーティンの上級者向けドライビングコースを受講して、高速でのカーチェイスに備えた。撮影にはDBSが3台使用された(現在はアストンが2台、EONプロダクションが1台所有)。ほかにも、法的な理由からスクラップにする予定だった開発中の車が5台ほど使われている。

"主役"を演じたのが写真の車だ。このグレーは、映画の原題『Quantum ofSolace』にちなんで「クァンタム・シルバー」と名付けられている。今や、切っても切れない仲となったジェームズ・ボンドとアストンマーティン。この関係はまだまだ続く。

Thanks to:Deux Chevaux Club of Great Britain (2CVGB) Ltd, Aston Martin, The Cars of the Stars museum, JCB, Snowbusiness, and Martin Godward.

編集翻訳:伊東 和彦(Mobi-curators Labo.)Transcreation:Kazuhiko ITO (Mobi-curators Labo.) 原文翻訳:木下 恵 Translation:Megumi KINOSHITA Words:Paul Hardiman Photography:Ashley Border, Simon Clay, Paul Harmer

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