憧れや思い出を馳せながら│90年代に発表された車を思い返してみよう

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近年、1990年代の車が再び人気を集めている。ここで、90年代に生まれた車を代表するともいえる車をご紹介しよう。どこか懐かしい想いを馳せながら、ご覧いただきたい。

アストンマーティン DB7 1994年~2003年
ボンドが運転することは無かったが、この車はアストンマーティンの未来を変えたと言えるだろう。アストンマーティンオーナーの中には、DB7を嘲笑う人もいる。なぜならば、ニューポートパグネルのアストンマーティンファクトリーでハンドメイドされたモデルではなく、ブロクスハムのファクトリーで現代的に組み上げられたものだからだ。ジェームズボンドが運転していない、という人もいる。ジャガーFタイプをベースにしているということは確かに落ち度である。しかし、だからこそここまでのハイパフォーマンスGTを造りあげることが出来たのだ。現代的なアストンマーティンのファーストモデルと言えよう。どこへでも乗っていけるし、どこにでも停めておけるはじめてのアストンマーティンだ。当時、最もエレガンスで美しい車だとも言われていた。1994年から2003年まで約7000台が製造された。




1998年 アストンマーティン DB7
エンジン型式:3239cc 直列6気筒
最高出力:335bhp @5500rpm
最大トルク:360lb ft @3000rpm
駆動方式:4段AT FR


ベントレー コンチネンタル R 1991年~2003年
1991年に発表された時は、16万8294万ポンドであったが1995年には18万7354ポンド、そして今では3万ポンドくらいで取引される。2ドアのベントレーは時が進むにつれて評価されるものだ。ということは、まさしく今が買い時だろう。1984年に発表された"プロジェクト90"というコンセプトカーが好評であったために1991年から生産されたモデル。コンセプトカーよりエレガントな姿になっている。スチール製ボディはジョン・ヘファーマンとケン・グリーンリーによりデザインされた。ロールス・ロイスから離れたベントレー独自の製造であり、GM製4L80-E トランスミッションを初めて採用したモデルでもある。




1992年 ベントレー コンチネンタル R
エンジン型式:6750cc V8,K-Motronic digital fuel injection
最高出力:360bhp @4200rpm
最大トルク:553lb ft @2000rpm
駆動方式:4段 GM 4L80-E ,FR


フェラーリ F355 1994年~1999年
F355はマラネロで生まれた車の中で最も素晴らしい1台だと言える。348に代わるモデルとして、ピニンファリーナがデザインし、製造された355は見た目もパワーも優れている。ボディタイプはベルリネッタとタルガトップのGTS、2種。そして355は価格も良いのだ。ディーノを買おうとすれば20万ポンド、308は10万ポンドは必要になるが355は4万5000ポンドから手にすることができる。ベストな状態のものでも6万5000ポンドほどだ。有名フェラーリディーラーのマーク・ドナルドソンはこう言う。"355は1990年代のフェラーリを構築した。中でも6段MTのベルリネッタモデルが最高だね。エンジンのサウンドも素晴らしい。ただ、インテリアが残念な点だね。革が薄くてすぐに傷んでしまう。けれどちゃんとした手入れをすればそんなのは関係ないけどね"




1999年 フェラーリ F355 ベルリネッタ
エンジン型式:3496cc 90度V8 DOHC 5バルブ
最高出力:380bhp @8250rpm
最大トルク:268lb ft @6000rpm

オクタン日本版編集部

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