V8エンジンのマスタング289と過ごした甘い夏

私は車を買うことにも売ることにも向いていないと思うが、どうやらマシにはなっているようだ。2018年2月に購入したノッチバックのマスタングは、非常に魅力的な1台なのだ。もちろん、手を加えなければならないところはたくさんあるが、その時が来たらで大丈夫そうだ。この車で走ることを躊躇させる要素は何もない。夏の間だけでも3500マイル走った。

しかし、急ぎで修理しなければならないところもあった。クラスウォール・クラシックへ参加するためにウェールズ地方へと走らせていたら豪雨に見舞われた。ウィンドスクリーンシールから雨が流れ込んできて、ロスアンゼルスでの50年間の管理は良いものではなかったことを明らかにさせた。泥よごれを避けるために美しいオリジナルカラーへギラギラしたワックスを重ねたくはないのだが、小耳にはさんだ新しいセラミックコーティングは施しても構わないかと思える。



メカニックに関して言えば、マスタングは素晴らしいものを備えている。少ない燃料でしっかりと走ってくれる。しかし、数日置いておくとエンジンがかかるまでにピストンが無駄に回転をしてしまい発動までに時間がかかるのだ。ちゃんと動かしていればどんなに寒い日でも関係なく、スムーズに動いてくれる。どちらにしろ、なるべく早く交換しなければならないものだ。

費用がかかる2つに関してもあまり先延ばしにしていられそうだ。フロントサスペンションと排気システムを換装しなければならない。それに加えて、静かすぎるのをどうにかしたいのだ。あまりにも大人しくて、"友人にこれはV6エンジンなの?"とすら聞かれてしまった。実用性に長けたV8エンジンの車にとってはひどく心外な言葉だ...


Words: Mark Dixon




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